一般財団法人日本実演芸術福祉財団が設立されました
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、公益社団法人日本演劇興行協会、一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク、一般社団法人日本舞台技術スタッフ団体連合会の4団体が発起人となり、創設賛同団体10団体とともに、「一般財団法人 日本実演芸術福祉財団」が設立されました。https://jpawf.or.jp/
実演芸術分野の事業者・興行主(発注者側)と、実演家・スタッフ(受注者側)の団体とが、ともに総合的に実演芸術分野に携わる人々の福祉に取り組む、業界初の団体です。人手不足の深刻化、働き方やハラスメントの問題、多様な実演芸術の創造と継承のサイクルの危機など、業界が抱える問題は複雑に絡み合っています。最初の取り組みとして、「労災保険特別加入」(芸能関係作業従事者)を進めるため、財団を母体団体として「(一財)日本実演芸術福祉財団労災保険センター」が設置され、本年10月ごろから業務が開始される予定です。
基準協は、協力団体として『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドライン』の知見やネットワークをいかし、労働安全衛生や災害防止のための講習会を担う予定です。
『舞台技術の共通基礎―公演に携わるすべての人々に』改訂版2025を刊行しました
劇場・ホールの歴史や、舞台機構、照明、音響、映像それぞれの設備・機器の説明、制作過程についての基礎をまとめた 『舞台技術の共通基礎―公演に携わるすべての人々に』。2014年の刊行以来、教育機関や研修での教材として多くの方々にご利用・ご好評いただいています。
この度の改訂版では、2024年に発行された『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドラインver.4』から、公演制作過程での注意事項なども掲載。特に危険度の高い高所作業については、着用が義務付けられるようになったフルハーネス型の墜落制止用器具や、脚立の使用法など、イラストを用いて分かりやすく説明しています。さらに、公演中のアクシデントや地震などの自然災害・火災・感染症拡大などの緊急時に、公演の再開/中止を判断するにはどのような手順と備えが必要か、なども表やチャートにまとめました。
舞台技術に関する基礎的な知識を横断的に網羅し、舞台技術者はもちろん、制作者や施設管理者にとっても活用度が高い1冊です。
全国の書店でお求めいただけるほか、本サイト右上のフォームよりご注文いただけます。
『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドラインver.4』を公開しました
『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドラインver.4』のPDFを公開しました。
2018年以降に改正された高所作業に関わる法令や、新しく施行された法律等に対応する形で全面的に改訂を行いましたので、ぜひご活用ください。
PDFは画像をクリックして、ご覧いただけます。
印刷版(定価:税込1,650円)は本ウェブサイトよりご注文いただけます。
『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドラインver.3』の一部を更新しました
「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」(平成30年6月公表)に基づき、『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドライン ver.3』の記述を変更いたしました。
製本版をお持ちの方は、「資料」からp46抜粋PDFをダウンロードの上、お差し替えください。